RADWIMPS「前前前世」イントロの弾き方【TAB譜付】

こんにちは、講師の尾崎です。

久々にレクチャー動画をアップしました。今回は、ちょっとだけピークは過ぎちゃった感も無きにしも非ずなんですが、大ヒット映画「君の名は」のテーマ曲で、こちらも大ヒットしている「RADWIMPS」の前前前世のイントロをコピーしてみました。

この曲、夏頃FM802で初めて耳にした時、「バンプ(BUMP OF CHICKEN)の新曲、いつになくテクニカルやなぁ」なんて思っちゃったんですが、実はRADWINPSだったという。こういう割とキャッチーなメロディの曲を聴くとボーカルの野田洋次郎さん声とか意外と似てるように思ったんですが、よく聴くとやっぱり違いますね。何より一番は楽曲のアレンジ、特にRADWIMPSのギターはかなり特徴的だと感じます。昔からギターはかなりテクニカルな印象ですね。

さて、このイントロ、昨年アップしたゲスの極み乙女の「私以外私じゃないの」同様、カポタストを使った演奏になっています。最近のロックバンドはホントよくカポを使います。やはり開放弦が使えるっていうのが利点ですね。サウンドも弦を押さえて出すのとでは表情が変わります。そして、この曲のイントロを弾く桑原彰さんのカポの位置、なんと9フレット。。ボクが今まで経験したカポの位置で一番のハイポジションです。これでBのキーをDフォームで弾いているんですね。
ちなみにボーカルの野田さんの方は4フレットカポのGフォームで弾いています。(オフィシャルのYoutube動画で確認出来ます。画像は動画のキャプチャーです)Youtube動画:https://www.youtube.com/watch?v=PDSkFeMVNFs

演奏レベル的にはそれ程難易度の高いものではないのですが、結構テンポは速いです。全般的に弦を飛ばすところが結構あってピッキングミスしやすいので何度も弾いて慣れましょう。冒頭の1拍目から2拍目で早速4弦から2弦にとんで、その後2拍目から3拍目は3弦から1弦に飛んでます。

あとはハンマリングやプリングを使ったフレージングが多いですね。このようなカポを使ったアレンジではやはり開放弦を使ったフレーズを多用するため、どうしてもレガートなフィンガリングの頻度が多くなります。

4小節目の最後の2拍3連の頭が休符になっているところ、本当は特殊な音の加工をしているのだと思いますが、実際ライブ等で演奏するような場合はこの音符で弾くことになりますので、しっかりメトロノーム等でも練習してみるといいかも知れませんね。

5小節目の3〜4拍目、6小節目の1〜3拍目のあたりも連続で弦飛びフレーズが続きますがまずは焦らずゆっくりなテンポから始めて練習してみましょう。

TAB譜を置いておきます。

簡単に弾き方の解説をしてみましたが、「私以外私じゃないの」もそうだったように、そう容易く弾けるフレーズではないと思いますし、新しい世代の邦楽ロックバンドの流行というか傾向がよく表れている楽曲・テクニックだと思いますので、興味のある方には是非挑戦してみていただきたいと思います。

SputnikGuitarSchool
尾崎

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