『アポトーシス / Official髭男dism』ギター弾き語り・伴奏アレンジ【コード・TAB譜付】

こんにちは、講師の尾崎です🎸

もう今年も残りわずかになってしまいましたが久々の演奏動画です。今回も前回と同じく大人気バンドOfficial髭男dismの今年夏にリリースされた珠玉のバラード「アポトーシス」を、アコースティック弾き語り・伴奏用にコードを耳コピしてイントロや間奏、リズム等もギター1本でアレンジしてみました。

この曲、私自身も一応弾き語りしてみたのですがご承知の通り髭男のボーカル藤原君、とんでもなくキーが高く私なんかに歌いきる自信なんてありません。。そこで今回は当教室の講師陣とも親交のあるボーカリストMizuhoさんにリモートで録音をお願いして歌っていただくことにしました。ギター用の動画ではありますが、Mizuhoさんの力強い歌も是非お聴き下さい。

この曲は2フレットにカポをつけて演奏しています。カポを使用せずに弾くことも勿論可能ですが、カポを利用することでセーハするコード(バレーコード)を多少減らせると思い、今回は2カポで演奏してみました。

【イントロ】

イントロは逆再生のようなフレーズになっているのですが、アコギでアレンジしてみました。TAB譜にある通りに弾いていただければ、なんとなくオリジナルのイントロの雰囲気が出るのではないかと思います。
ちなみに私はアルペジオを弾く際に下の写真のようにピックを右手に隠し持っていて、イントロが終わり次第ピックに持ち替えてストロークを弾いていますが、勿論ピックを使わず指を使ってストロークしても全く問題ありません。

【Aメロ】

この曲の中で一番弾きやすいコード進行になっています。
カポを付ける理由はこのAメロを弾きやすくするためといっても過言ではありません。
1コーラス目は1・3拍目を四分音符で弾き、2・4拍目はしっかりミュートして弾くのが良いですね。

【Bメロ】

Bメロから転調してコードが少しずつややこしくなります。
リズムは下の画像にある「タンタン タータカ」のリズムでアレンジしました。

この曲はBメロとサビのコードがやたら難しいので出来るだけリズムをシンプルにしました。四分音符や白玉(二分音符・全音符のような長い音符)以外のドラムがしっかりリズムを出しているパートのリズムは基本全て上記のリズムで弾いていますが、16分音符系のリズムであれば違ったリズムにしていただいても全く問題ありません。

【Cサビ】

曲のパートの中でも最も難易度の高いコード進行になっています。もうカポはほぼ意味がなくなってきてますね(笑)
私のコードアレンジした中でCサビの2小節目後半から3小節目にかけてのAbm7(11)⇨G7(#11)→Gb△7という流れの進行がありますが(Cサビ3段目にも出てきます)、ここがもしどうしても弾きにくい場合はAbm→G7→Gbと簡略化していただいても良いかと思います。そうするとAbmは4フレットセーハ、G7は3フレットセーハ、Gbは2フレットセーハというふうに、1フレットずつ降っていくようにセーハを使っても弾けると思います。私は今回極力セーハ(バレーコード)を減らしたいと思い動画のようなジャズで使われるようなテンションコード(9,11,13等の数字の入っているコードです)でアレンジしてみました。普段よく使っているバレーコード以外のコードに挑戦してみたい方は是非テンションコードにもチャレンジしてみていただきたいと思います。

【2コーラス目】

2番は基本的に1番と同じコードをずっと上記【Bメロ】で使用した「タンタン タータカ」のリズムで弾いています。

【間奏】

間奏は最初の導入部分だけメロディをつけて弾いてみました。

ここだけなんとか乗り切ればあとはコードストロークですので、ゆっくり繰り返し練習してみて下さい。間奏のコードは原曲では本来ベース音が違う音になっている箇所もあると思いますが、ギターの弾き語り・伴奏に最適化するというか、なるべく弾きやすくアレンジすることにしました。

【エンディング】

エンディングはほぼAメロと同じだと思いますが、Aメロと違って音を切らないように少し控えめの音量で弾いた方が原曲の雰囲気に近くなるかも知れませんね。

と、簡単に解説させていただきましたが、とりあえずコードは難易度の高いものが多いと思います。どうしても弾き難いものがあれば、是非ご自分で弾きやすいシンプルなコードに変えていただければと思います。とにかく素晴らしい楽曲ですので、是非チャレンジしてレパートリーに加えていただけたらと思います。

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