こんにちは、講師の尾崎です🎸
随分と久々になってしまいましたが、演奏動画です。
今回はマカロニえんぴつ『忘レナ唄』のギターソロ部分をピックアップしてTAB譜&動画にしてみました。
まずは動画をご視聴下さい。
【ソロ前半】

この曲のキーはGで、前半はGメジャースケールでのフレーズになっています。
アウフタクト(2重縦線の前・3拍目からのソロ導入部分)は2弦5fのスライドから入り、薬指→人差し指→開放弦とプリングしていき、ソロ1小節目(2重縦線の後の最初の小節)2弦と3弦の開放弦からの和音でのプレイに繋がります。
2〜3小節目は下のスケール(Gメジャースケール)の図のポジションの赤点部分を使っています。
○で囲っている点はルート音のG(ソ)、⑦⑨はフレットです。
3小節目の2拍目、3弦9fの音を動画内では(特に半分のスピードの方ですね)ただただ2拍分普通に伸ばしてしまっていますが、出来るだけビブラートをかけて音の長さも短めにして、最後はスライドで終わるように弾くと本物に近づくと思います。
4小節目は下のスケール(Gメジャーペンタトニック)のポジションの赤点部分を使っています。
3小節目終わりから4小節目にかけてのポジションは12フレットからのGメジャーペンタトニック(=Eマイナーペンタトニック)のフレーズになっています。最初の2弦12fの音はスライドの記号書いてませんが、実際人差し指からスライドで入ってますね。
【ソロ後半】

ソロ後半、最初の2小節は16分音符の速いフレーズが続きます。
ここで使われているのはGマイナーペンタトニックです。
先程のGメジャーペンタトニックとスケールの形は同じですが3フレット上がったポジションになります。
ここでも導入のフレーズは前のフレーズと同様に人差し指で2弦15fにスライドで入ります。
2拍目からは怒涛の16分音符フレーズです。まずはゆっくりから始めて、ハンマリングやプリング含めて運指とピッキングをしっかり指に馴染ませて練習してみましょう。2小節目の1拍目と2拍目の連結部分にチョーキングが挟まったりもしますし、本物と同じ速さで弾くのは簡単ではないですね。
3〜4小節目、最後は高いポジションでのチョーキングのフレーズです。ここはしっかり持ち上げてピッチが下がらないように頑張ってみて下さい。
以上、簡単な解説でした。
昨今、ギターソロ不要論なども耳にするようになってきたりもしますが、このマカロニえんぴつだったりOfficial髭男dismやKing Gnuだったり、人気バンドの楽曲で素晴らしいギターソロが聴けたりするのも事実です。
今後も日本の音楽シーンからギターソロを根絶やさないために、またギターソロを取り上げてみたいと思います🎸